佐保塾共催事業

「佐保塾 寺社めぐりシリーズ9 比叡山山麓の門前町―坂本に日吉大社をたずねる」

 平成22年9月30日(木)、本部との共催事業「佐保塾 寺社めぐりシリーズ9」を大津市坂本地区で開催いたしました。奈良を始め京都、大阪、兵庫の各府県から総勢55名が参加されました。

 まず、日吉大社西本宮での正式参拝のあと、お祓いを受け、厳かに祝詞が奏上されました。川崎理事長が御玉串を奉奠され、佐保会の弥栄と参拝者全員の健康を祈願いたしました。

 その後、東隣の宇佐宮拝殿で日吉大社宮司 馬渕直樹様から、「日吉大社の歴史とまつり」のご講話を拝聴しました。

 日吉大社は、2100年前に創祀され、全国にある三千八百余の分霊社からの信仰を集める総本宮で、長い歴史を重ねてきた霊験あらたかなお社として、また、御山は千日回峰の修行の場であるというお話でした。さらに、例年執り行われる山王祭の諸行事にまつわるお話をお聴きしました。その後、緑の木立に霊気を感じながら、ご神職に境内を小一時間かけて、ご案内いただきした。

 昼食は、旧白毫院(芙蓉園)で庭園を眺めながら、石積を模した三段重のお弁当に、比叡湯葉、八幡蒟蒻、鮎、エビ豆など湖国の味覚を味わっていただきました。

 午後は、5コースに分かれ支部会員とともに散策し、それぞれ、坂本の魅力を十分に観ていただきました。

 穴太衆石積の道と律院、滋賀院門跡と慈眼堂、日吉東照宮、西教寺、旧竹林院など、雨水をたっぷり含んだ緑はいっそう蘇り、心地よい秋の静寂さとともに散策していただけたようでした。

 その後は、三々五々に旧竹林院へお集りいただき、そば落雁のお干菓子と一服のお抹茶で、坂本の一日をひとときくつろぎました。そして、秋の陽も傾きかけたころ散会いたしました。

当日のチラシは こちら